皮膚のかゆみ、炎症、黒ずみ等でお悩みの飼い主さんへ MMD療法のご紹介

皮膚のかゆみ、炎症、黒ずみ等でお悩みの飼い主さんへ
MMD療法のご紹介です。

皮膚のトラブルは原因が多岐にわたるものが多く、なかなか症状が改善しにくい場合があります。MMD療法は、皮膚が黒く変色したり、厚く角質化している、独特の臭いがあるワンちゃんの症状を抑える治療法です。外用抗菌・抗炎症薬塗布+抗真菌薬浴+保湿をセットで行うことで慢性皮膚炎に効果を発揮します。

詳しくは病院スタッフ迄、お問い合わせ下さい。

<MMD療法のメリット>
・長期服用が心配な内服のステロイドを服用せず、外用ステロイドを効果的に使います。
・掻き続けて分厚くなった皮膚の厚みを軽減します。
・シャンプーと薬浴を同時に行うことで皮膚に薬剤の効果が届きます。
・シャンプー後の保湿によって、皮膚に必要な栄養成分が皮膚の内部へとすみやかに浸透します。

<MMD療法での注意>
薬剤が浸透しやすくするため、患部の剃毛を行います。
薬剤の浸透やシャンプーなどの時間が必要なため、午前中にお預かりし、夕方お迎えに来ていただきます。
その後、症状の程度により1~2週間の間隔をあけて継続する事をおすすめします。
皮膚病の治療には時間がかかるものです。皮膚の状態を改善しつつ 原因となりうる要因を一つずつ取り除いていき、いい状態を保てるように経過観察が必要となります。

<実施例>

下記写真左:治療前
下記写真右:MMD療法を4回実施後

どうあい動物病院MMD治療例

左:慢性皮膚炎により、皮膚が黒く変色するとともに厚く乾燥している。
皮脂に独特の臭気あり。強く感じられる。
患部をかく動作を常にしている。一晩で血まみれになるほどかいてしまう事もある。
かゆみでぐっすり眠れていない。
フードはアレルギーの原因となりにくい新奇たんぱく質のものを与えている。

右:MMD療法を4回(2回目:1週後、3回目:2週後、4回目:2週後)実施した状態。
皮膚の黒ずみはかなり減少している。
独特の臭いは感じられないレベルになった。
かゆみが低減した様子で、落ち着いて寝ていることが増えたとのこと。

☆お飼い主様のコメント☆
今までステロイドや免疫抑制剤、アポキル、サプリメントと色々試しました。
多少の改善がみられても 季節の変わり目などですぐ元に戻ってしまいました。
毛を刈ることに抵抗はありましたが、2回目の処置のあとから 夜かゆがることが減りぐっすり眠るようになりました。独特のニオイがなくなったのも嬉しい変化です。

詳しくは病院スタッフ迄、お問い合わせ下さい。

どうあい沼津動物病院 TEL:055-943-9911